☆「自分主語」とは何か?
文字通り、自分自身を主語にした会話のことです。「僕はこう思う」「私はこう思う」と述べることです。誰でも自分の気持ちや意見を言いたいので、「自分主語」で喋ることは決して悪いことではありません。ただし、自分主語で一方的に相手の考えを否定する発言をしていないか注意が必要です。例えば「僕は女性は働かなくて良いと思う」「私は転職に反対」という発言はあまり良くないです。
☆「顧客主語」とは何か?
キヤノンマーケティングジャパンという会社で実践されている考え方です。キヤノンのプリンターや事務機器などの営業を行っている会社です。事業内容 |キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (canon.jp)
「このプリンターにはこんな性能があります。買ってください!」という営業ではなく、「お客様の悩みは何ですか?」ということをまず聞くようにしています。お客様の悩みを聞いたうえで「この悩みを解決するにはこの製品がピッタリです。買ってください!」という風に会話を行っていると推測できます。
☆「顧客主語」を夫婦の会話で使うとどうなるか?
「あなたはなぜ転職したいの?」「あなたはなぜ副業したいの?」「あなたはなぜ起業したいの?」というように「相手が主役の会話」を心がけてみてください。まず相手の気持ちや考えを知ることが大切です。相手の気持ちや考えを知ることができれば「あなたがそう考えているのだったら、〇〇という仕事が良いんじゃない?」という風に提案できます。キヤノンマーケティングジャパンの営業マンは、きっとこんな風に営業していると思います。転職、副業、起業したい人は、「自分の思い」だけでなく「転職、副業、起業することで相手にどんな良いことがあるのか」を意識して話してみてください。「相手が主役」と思って会話をすればケンカになることは少ないでしょう。
☆友人からの嬉しい報告
私はある友人に「顧客主語」の考え方を話しました。その友人は彼女との会話において「〇〇ちゃんは~」と「顧客主語」を意識して話すようになった結果、彼女との関係が凄く良くなったそうです。
☆まとめ
営業でも夫婦関係でも「相手が主役」と思って会話をすると良い関係が築けます。